何が起こるかわからないのが高校野球。
そんな中、第104回夏の全国高校野球選手権大会で優勝候補の大阪桐蔭を破った山口県代表・下関国際高校が全国の高校野球ファンの前で見事なジャイアントキリングを見せてくれました!
本記事では、下関国際高校がダントツで優勝候補だった大阪桐蔭に勝てたのかまとめましたのでご紹介したいと思います。
下関国際高校ってどんな高校⁉︎
まず、下関国際高校についてご紹介します。
- 設立年月日:1964年
- 設置者:学校法人下関学園
- 共学・別学:男女共学
- 学科:普通科 電子機械科
- 所在地:山口県下関市大字伊倉字四方山7番地
- 甲子園実績:2017年夏 初戦敗退 2018年春 初戦敗退 2018年夏 8強 2021年春 初戦敗退
下関国際高校の評判はどうだった!?
下関国際の初戦は宮崎・富島高校、2戦目は島根・浜田高校とそこまで評判は高くない高校と対戦してのベスト8であったため、マークされていない状態でしたが、もともと、左のエース古賀投手と右のエースの仲井選手の2枚エースで勝ち進んできたチームで山口大会では、危なげなく優勝していた高校でもありました。
ジャイキリが起こる前触れはあった!?
大阪桐蔭が順当に勝つと思われていたこの試合。
序盤はやはり大阪桐蔭のペースで試合は進んでいました。
初回に2点を取り、この試合も大差をつけて大阪桐蔭が圧勝すると誰もが思っていたと思います。
しかし、下関国際の先発の古賀投手が踏ん張っていると3回に1点を返す展開に。
一方の大阪桐蔭は多くの選手が方が開いてしまって引っ張ってファールになるシーンが多く見られていました。
なかなか今までのように打てない大阪桐蔭と予想に反して善戦する下関国際。
追加点を許しても1点で抑え続けた
下関国際高校はこの試合2度、同点に追いつきました。
しかし、次の回にすぐ勝ち越される展開でしたが、ここでなんとか1点差で踏ん張っていたのが今大会最大のジャイアントキリングを生み出すことになった要因の一つだったと思います。
5回裏にフライの落球で勝ち越された後も、ピンチでしたがそこでも1点差で踏みとどまりました。
トリプルプレーで流れが下関国際に!?
7回の裏も無死1、2塁で下関国際はピンチの場面。
大阪桐蔭はランナーがスタートを切ってバントを仕掛けました。
しかし、バントはピッチャーへの小フライに。
当然スタートを切っていたランナーは帰塁することができずトリプルプレーに。
この時の大阪桐蔭・西谷監督の表情が流れが変わったことを印象付けました。
ピンチを三振で切り抜け球場の雰囲気が変わった!?
8回裏も大阪桐蔭は1死2、3塁のチャンスでしたが、途中からマウンドに上がった仲井選手が2者連続三振でピンチを切り抜けました。
しかも最後の大阪桐蔭3番バッターの松尾選手から三振を奪ったことで甲子園球場のボルテージはMAXの状態で9回表へ!
9回表・甲子園全体が下関国際を応援し始めていた!
連続三振で流れを引き寄せていた下関国際は甲子園にきていた全ての観客を魅了してました。
そして9回表の攻撃の応援の大きさが、これまでにないほど大きくなっていました。
過去に東邦高校ー光星学院や広陵ー佐賀北で見られた球場全体を味方につけたあのシーンのように、今回は甲子園球場の観客は下関国際を味方していたように感じます。
そして、試合を決めたヒットを打った賀谷選手は5回に落球し勝ち越されたミスで責任を感じていたようです。
しかし「チャンスにお前に必ず回すから」と声をかけたナイン。
その気持ちに応えるべく、叩きつけた打球はセンターに抜けていきました。
あたりがよければ1点で止まっていた場面でしたが、叩きつけていた分2塁ランナーもホームに帰ってくることができました。
まとめ
今大会1番の盛り上がりを見せた一戦でしたね!
おそらくもう一度したら大阪桐蔭が勝つでしょう。
大阪桐蔭は油断していたのかもしれませんし、下関国際は負けて当たり前で挑んだ試合。
この2チームの思惑がこのジャイアントキリングを生み出したのかもしれません!
今大会の優勝はどの高校になるのでしょうか!?
とても楽しみに残り少ない試合を楽しみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。