アニメ「サザエさん」の初代・マスオ役だった声優の近石信介さんが2022年10月5日に東京都の自宅で亡くなっていたことがわかりました。
「サザエさん」がスタートしたのは1969年ということで、近石真介さんがどのような人物だったのか知る人も少ないのではないでしょうか。
そこで、本記事では初代・フグ田マスオ役だった声優・近石真介さんについて、声優になったきっかけや経歴をまとめましたのでご紹介します。
近石真介のプロフィール
まずは、近石真介さんのプロフィールをご紹介します。
- 本名:近石 安蔵(ちかいし やすぞう)
- 生年月日:1931年1月20日
- 出身地:東京市杉並区西荻窪
- 血液型:A型
- 身長:164cm
- 職業:俳優 声優 ナレーター
- 事務所:ムーブマン
近石真介ってどんな人!?
近石さんは本当に数々の映画の吹き替えやアニメの声優、そして俳優としても活動しており、その中でも有名だったのが「サザエさん」のマスオ役と言えるでしょう。
そんな近石さんは早稲田大学第一文学部露文科に在籍していましたが、2年で退学しているようです。
その後、ロシア語のタイプライターを打てたことや、高校時代の恩師の紹介で三井海上火災に就職します。
この三井海上火災に入社したことが、後に声優としてのきっかけを作ることになったそうです。
そのきっかけとは、職場の演劇部に当時気になっていた別の部署の女性社員が所属しており、「入れば知り合いになれる」という考えのもと近石さんは演劇部に入部することになります。
しかし、気になる女性と知り合うために入部した演劇部でしたが、「役を演ずるってこんなに面白いことなんだ」と演技にのめり込んでいったのだとか。
そして、東京都内の職場演劇コンクールに出場し優秀賞を受賞するほどの演技に磨きをかけたそうです。
元々は俳優として才能を発揮していたみたいです。
その後、あることがきっかけで声優の世界に入ったそうです。
ちなみに初代・マスオ役について本人はこのように語っていたようです。
実生活でも父親で息子もタラちゃんと同じくらいの年齢だったため、
本人によれば「役やってんだか何だか分からない、もうそのまんま」で演じた
ja.wikipedia.org
マスオさんはそのままの近石さんだったのかもしれませんね!
近石真介が声優になったきっかけは!?
会社の演劇部で演技の魅力にハマり、芝居で生活するようになった近石さんでしたが、その後結婚や妻の妊娠で当時家計が厳しくなっていたそうです。
この状況をどうにかしようと考えた結果、安かろうと1本幾らというギャラが入るテレビの仕事だったため飛びついたことがきっかけで声優の世界に飛び込んだそうです。
意外なきっかけですよね。
家計を少しでも潤わせるために声優の仕事にも挑戦したということですが、結果このことでマスオさんの声優として近石さんがこの先も語り継がれていくことになったとわけですから、人生何があるかわかりませんね。
近石真介の経歴は!?
近石さんのこれまでしてきた活動は吹き替え以外にも、ラジオやナレーションのお仕事もしていたようです。
本当に多くの作品に携わられてきているので、ここではその中でも日本に馴染みのある作品をご紹介しようと思います。
テレビアニメ
- おそ松くん
- リボンの騎士
- 鉄腕アトム
- サザエさん
- 天才バカボン
- ムーミン
ラジオ
- こんちワ近石真介です
- 近石真介の「味のある話」
- 吾輩は猫である
洋画・吹き替え
- 奥さまは魔女 (テレビドラマ)
- 刑事コロンボ 逆転の構図
- チャーリー・チャップリン出演無声映画・ナレーション
- マンハッタン無宿
ナレーション
- はじめてのおつかい
- 土曜スペシャル
- News every.
誰もが見てきたさまざまなドラマ、アニメ、テレビのナレーションなどを担当しているので、一回でも近石さんの声をどこかで聞いて育っていそうですね。
まとめ
本記事では、初代マスオの声優を担当していた近石真介さんについて声優になったきっかけやこれまでの経歴についてご紹介しました。
誰もが一度は見たことのある作品に関わっているため、テレビを見た人は一度は近石さんの声を聞いていると思います。
近石真介さんは亡くなってしまいましたが、作品はこれから先も残り続けます。
近石真介さんのご冥福をお祈りしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。