オルフェーヴルといえば池添謙一騎手を三冠ジョッキーにした馬としても有名ですよね。
このオルフェーヴルという名馬は本当に個性的で多くのファンを魅了してきました。
暴れん坊ぶりが話題になり、振り落とし事件や大暴走など数々の大事件を起こしてきましたが、凱旋門賞制覇に日本で一番近づいた馬でもあります。
今回はそんなオルフェーヴルと池添騎手の思い出の名場面を振り返りながら、名コンビの事件を追っていきたいと思います。
それでは振り落とし事件や大暴走事件など調査しましたので、ご紹介していきますね!
オルフェーヴルと池添謙一のプロフィール
まずは名コンビのプロフィールからご紹介します。
オルフェーヴルのプロフィール
- 性別:牡
- 生年月日:2008年5月14日
- 父:ステイゴールド
- 母:オリンエンタルアート
- 母の父:メジロマックイーン
- 生産者:社台コーポレーション白老ファーム
- 馬主:サンデーレーシング
- 主な勝ち鞍:牡馬三冠 有馬記念 (2011年、2013年) 宝塚記念
- 引退日:2013年12月23日
池添謙一のプロフィール
- 出身地:滋賀県
- 生年月日:1979年7月23日
- 身長:162cm
- 体重:50kg
- 血液型:O型
- 代表主戦馬:オルフェーヴル デュランダル ドリームジャーニー
オルフェーヴルと池添謙一の事件簿
まず、オルフェーヴルと池添騎手の出会いですが、池添騎手はオルフェーヴルの全兄であるドリームジャーニーの主戦をしていました。
そんな背景もあり、弟のオルフェーヴルにも池添騎手が騎乗することになったそうです。
初騎乗の際、北海道で騎乗していた池添騎手はオルフェーヴルに騎乗するためにわざわざ新潟まで移動してのデビュー戦となりました。
デビュー戦から振り落とし事件
しかし、なんとデビュー戦から大事件を起こすオルフェーヴル(笑)
レースは圧倒的な強さで持ったまま勝利しましたが、パドックから大興奮して2人引きが必要な状態になり、レースでの最後の直線で内ラチに向かって一直線!
そのままレース後に池添騎手を振り落とす!
デビュー戦から暴れん坊ぶりを大発揮することとなりました。
そのときの動画がこちら!
わざわざ騎乗するために北海道から新潟に移動してきたのに、この仕打ちはないですよね(笑)
この時、こんなコンビが三冠を達成するなど誰が思っていたでしょうか。
大暴走事件
オルフェーヴルが、この大事件を起こしたのは2012年の阪神大賞典。
三冠馬となり4歳になったオルフェーヴルは、秋のフランス遠征を見据え折り合いに不安があるため3000mという長丁場でスローを経験させるために阪神大賞典を選択していました。
そして、スローペースで長い距離、加えて大外枠からのスタートという条件が重なり前に馬を置くことができずに掛かったまま向正面で先頭に立つと、第3コーナーを曲がらずに外ラチに突進!
池添騎手が手綱を思いっきり引いて、後方3番手まで後退。
ファンは故障したのかと呆然としていると、なんとそこから巻き返し最後の直線では先頭に立つ勢いで2番手まで上がり、最後はロスなくレースを進めたギュスターヴクライに交わされ2着となりました。
この大暴走によりオルフェーヴルは調教再審査の制裁が与えられることとなってしまいました。
それではこのレースを動画で見てみましょう!
このレースはのちにオルフェーヴルの伝説のレースと言われるようになっています。
さすがに衝撃を受けたレースでしたね。
ちなみに調教再審査を受けたオルフェーヴルはメンコを着用して次走の天皇賞(春)に出走しましたが、初めてのメンコ着用ということで精細をかき11着と大敗してしまっています。
夢を見せてくれた凱旋門賞でも内ラチに衝突
これは2012年に初めてオルフェーヴルが凱旋門賞に挑戦した時のこと。
手綱は池添騎手から凱旋門賞が開催されるロンシャン競馬場を知り尽くしているスミヨン騎手に託されました。
凱旋門賞の前哨戦となったフォワ賞では快勝したオルフェーヴル。
このレースでスミヨン騎手はオルフェーヴルのことを「コントロールし易い」と言っていたそうですが、これが凱旋門賞で間違いだということに気付かされることになってしまいます。
迎えた凱旋門賞。
オルフェーヴルは最後の直線、抜群の手応えで一瞬にして先頭に躍り出ます。
一頭抜け出したオルフェーヴルでしたが、最後の直線またしてもラチを頼って走ってしまう悪い癖が出てしまいます。
そしてソレミアに詰め寄られると内ラチに接触!
あと少しのところで、悲願の凱旋門賞制覇を逃してしまいました。
スミヨンはレース後、オルフェーヴルについてこのように話していました。
「直線に向いてから追い出しての反応は良かったが、内にもたれてしまった。途中で右ムチに持ち替えたもののさらに内ラチに寄って行った。抜け出してから少しソラを使うような所があったかもしれない」
ja.wikipedia.org
この時、池添騎手が乗っていたら結果は変わっていたのではないかと悔やんでしまうほど、凱旋門賞制覇まで本当にあと一歩まで迫った瞬間でした!
それでは、2012年凱旋門賞を見てみましょう。
いつ見ても、オルフェーヴルが直線抜け出してきた時の興奮が忘れられません!
ちなみにオルフェーヴルを逸走させないために一緒にレースに出ていたアヴェンティーノに本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
いつか日本馬で凱旋門賞を勝つ光景を見たいですね!
まとめ
オルフェーヴルと池添騎手のコンビは本当に大好きなコンビの一つです。
途中スミヨン騎手に手綱を渡したけれども、オルフェーヴルには池添騎手が一番似合っていたと思います!
いろいろとオルフェーヴルには感動をもらいましたが、今はその子供たちがレースで活躍していますね。
すでにG1レースでも勝利しており、オルフェーヴルの子供から凱旋門賞馬が出てくることを夢見て、競馬を楽しんでいこうと思います。
それでは、これからもオルフェーヴルには長生きして元気に過ごしてほしいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。