東京オリンピックのサーフィン競技は日本人選手がメダルを獲得したこともあり、盛り上がりましたよね!
サーフィンに興味がなかった人たちもサーフィンを見る機会ができて、サーフィンというスポーツを多くの人に知ってもらえたと思います。
こうなると、次のオリンピックのサーフィン競技会場が気になるところですね。
本記事では、パリオリンピックのサーフィン会場の選考理由や選考に関しての意見、そしてパリ・オリンピックサーフィン会場「チョープー」の特徴についてまとめましたのでご紹介します。
パリオリンピックのサーフィン会場の選考理由とは⁉︎
2024年のオリンピックはフランス・パリで行われます。
そして、サーフィン競技の会場として選ばれたのがフランス領ポリネシア・タヒチ島にあるサーフポイント「チョープー」。
実はオリンピックが行われるパリから15000kmも離れており、パリから見たらほぼ地球の裏側に位置し飛行機で23時間もかかるそうです。
なぜ、そんな場所がパリオリンピックのサーフィン会場に選ばれたのでしょうか。
それはサーフィンの起源に秘密があります。
そもそもサーフィンの起源は、今回オリンピック会場となっているタヒチやハワイなどに住む「古代ポリネシア系民族」がアウトリガーカヌーという船の外側に浮きがついているカヌーで漁をしていたことに由来します。
古代ポリネシア人は漁をするために沖に出て、沖から岸に帰ってくるために波の力を利用して漁から帰ってきていたらしいのです。
そのような理由から、サーフィンの起源でもあるフランス領・タヒチ島でサーフィン競技をすることが一番良いということになったそうです。
しかし、さすがにパリから遠すぎる気もしますね!
「チョープー」ってどんなところ⁉︎
この画像、チョープーの波なんですが皆さんどう思いますか?
想像を絶するってこういうこと言うんじゃないでしょうか。
タヒチにあるサーフポイント「チョープー」は世界でも有数のビッグウェーブが立つ場所です。
サーフィンの世界大会も毎年行われており、サーフィンのファンで知らない人はいないくらい有名です。
しかし、これほどのサイズの波に飲まれると海底(岩)に叩きつけられたり、浮上するまでに窒息してしまい亡くなるケースもあるそうです。
その「チョープー」の波を見てみましょう!
ただサーフィンと言っても、このような波にチャレンジするサーファーのことを「ビッグウェイバー」と言って通常のサーフィンとはタイプの異なるサーフィンスタイルなのです。
そして、このような様々な問題により競技会場の採用について多くの批判的な意見も出てきています。
「チョープー」採用は賛否両論⁉︎
迫力満点のサーフィンをオリンピックで見ることができてサーフィン関係者は大盛り上がりのようで、WSL (サーフィンのプロツアーを運営する組織)ソフィ・ゴールドシュミッドCEOは開催についてこのように語っています。
「WSLは、長年WSLチャンピオンシップツアーの開催地であったタヒチ・チョープーが、2024年のパリ五輪サーフィン競技会場として選ばれたことを嬉しく思います。」
「オリンピックは、サーフィンを新しい観客に届けるための素晴らしい舞台であり、またサーファーにとっても自国を代表するためのまたとない機会です。
オリンピックで素晴らしい成功を収めるために、私たちはISA、IOC、東京2020、そしてパリ2024組織委と協力し続けることを楽しみにしています。」
www.surfnews.jp
このようにWSLのCEOも大歓迎ムード!
しかし、「チョープー」と言う危険な場所での開催に関して否定的な意見も出ています。
そもそも、チョープーでは女子の大会は開催されません。
理由は一つ、危険だからです!
男子のプロサーファーがヘルメットをかぶって出場するくらいですから命の危険もあるということ。
オリンピックだからと言って、こんな危険なところで女性にサーフィンさせるのは危険すぎるというのもわかる気がしますね。
オリンピックはトップサーファーだけが出場する大会ではないのであまりにも危険すぎるのかもしれません。
このようなビッグウェーブでの開催で日本サーフィン連盟は2024年パリ大会に向けた特定強化指定選手(タヒチの波に乗れる選手)の公募について、このように発表しています。
8フィート以上のハワイ、タヒチ、フィジーなどの波に乗る動画(ハワイ、タヒチサイズの6ft以上)や申請書などを揃えて、2月13日(日)必着で日本サーフィン連盟強化部に提出。
3月上旬までに強化指定選手を選考し、NSAホームページにて発表
surfmedia.jp
日本のビーチブレイクのような場所でサーフィンしている日本代表が、タヒチの波で通用するのかという問題もあり、選考基準が難しくなりそうですね。
まとめ
本記事では、2024年に開催されるパリオリンピックのサーフィン会場の選考理由や選考に関しての意見、そしてパリ・オリンピックサーフィン会場「チョープー」の特徴についてご紹介しました。
本記事でわかったことをまとめると
- サーフィン会場に選ばれたタヒチはサーフィン発祥の地と言われている
- 「チョープー」は世界でも有数のビッグウェーブポイント
- 波が巨大すぎてオリンピック会場に向いていないと批判の声も多い
もし開催されれば、すごいサーフィンが見れること間違いなしですが選手の怪我がとても心配でもあります。
大会組織委員会は、「慎重にスケジュールを組むなどして、女子のサーフィン開催に向けての問題点を回避する」と言っているようなので、波が比較的穏やかなときに大会が開催されるのかもしれません。
どちらにしても、オリンピック日本代表団には頑張ってもらいたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。