中居正広トラブルの報道からフジテレビの対応が問題視されてきたが、とうとうスポンサー離れが始まった。数々の企業がCM放映を見合わせているのだ。いったい、このトラブルはどこまで拡大していくのか、、、
フジテレビ、スポンサー離れが加速!?
中居正広と女性とのトラブルでフジテレビ社員が関与していた問題で、日本生命保険、明治安田生命保険は18日、CMを差し替える対応を明らかにした。
また、第一生命はフジテレビを巡る一連の報道を踏まえ、20日からCMを当分の間、差し止める方針だという。
NTT東日本の広報担当者も、18日からCMをACジャパンに差し替えr、差し止めについても最速で対応する方針だと明らかにした。
トヨタ自動車もすでにCMをACジャパンに差し替えしている。
このように大手スポンサーがCMを差し止め、その数は150本を超えたという。CM差し止めは雪崩を打ったように続いているという。
ここまでスポンサー離れが拡大しているのはフジテレビの対応の遅れ!?
中居正広と女性とのトラブルの内容を社長が知っていたにもかかわらず、放置してきたのが原因だと思われる。
17日、問題発覚後、初めてフジテレビの港社長が会見を開いた。
このたび、一連の報道により視聴者の皆様をはじめ関係者の皆様に多大なご迷惑・ご心配をおかけしていますこと、および現在まで弊社から説明ができていなかったことについておわび申し上げます。
https://news.tv-asahi.co.jp/
記者クラブに加盟していないNHKや民放各社は会見の模様を動画で撮影したいと要望したが、認められず、許されたのは冒頭5分の写真撮影のみだった。週刊誌やネットメディア、フリーの記者は参加することはできなかった。
会見の中で明かされたのは、フジテレビは早い段階でトラブルを把握していたということだった。
弊社は、発端となった事案について直後に認識しておりました。2023年6月初旬となります。女性の様子の変化に気づいた社員が声をかけ話を聞いたところ、当事者2人の間の場で起きた極めてセンシティブな領域の問題でした。
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トラブルを把握した後の対応と公表しなかった理由については
女性の体調面の状況把握が第一と考え、医師の診断を受けていただきました。当時の判断として事案を公にせず他者に知られずに仕事に復帰したいとの女性の意思を尊重し、心身の回復とプライバシーの保護を最優先に対応してまいりました。
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その後、中居の方からも連絡があったという。
この会見は1時間45分にわたって開かれたが、出席者からの質疑応答の時間が設けられた際は、大半の質問に対して「説明した以上の回答は控えたい」であった。
女性へのプライバシー保護を理由に公にしないにしても、対応をもっと早くとることはできたのではないかと疑問が残る。
フジテレビ、今後どうなるのか!?
今回の会見は「定例会見」としているが、企業の不祥事やトラブルに関する釈明・説明の場として見ると、極めて異例の会見だったといえる。
先ほども話したが出席できるメディアは原則、記者クラブ加盟社に限定されていたのだ。
フジテレビの説明では、記者会の要請により、定例社長会見の日程を前倒しして開催したとのことだ。メディア報道を最小限にとどめるために対策を講じたのではないか?とも思われる。
開催日は、阪神淡路大震災からちょうど30年目にあたる日であった。このような大きな話題がある日は、そちらが大きく報道され、注目も浴びにくくなるという実態があるのだ。
フジテレビとしては、トラブルが生じた会合には、同社社員は関与していなかったという見解を記者会見で改めて表明したのだ。しかし、メディア情報との食い違いの具体的な説明がないと、説得力に欠ける。
今回の記者会見に対して、メディアのみならず、トラブルの当事者や関係者から新たな批判が起きる可能性がありそうだ。さらに、新たな告発も出てくるかもしれない。
数々のスポンサー離れも加速し、致命傷を負わないようにしなければならない。今後のフジテレビの対応に注目したいと思う。